重伝建30 宿根木
2008年 05月 05日
050922
佐渡の南の端 千石船を持つ船主、先頭や水夫、船大工とその人たちが生活できるものをカバーできるだけの町が谷間に形成されている。直江津の港でいつもの折畳み自転車を専用の袋に入れ小木港行きのフェリーに乗船。小雨が時々振る中夕刻に到着。移築民家の宿泊所に泊まることにしていたので係の人に連絡。小木の旅館に泊まるのは贅沢だと思って現地の宿にしたつもりだったが・・・・一軒家を一晩管理することになろうとは思っていなかった。「素泊」という言葉にはいろんな事情か含まれていますねー。
床も柱もビカビカの漆塗りの部屋に入電状況の悪いテレビ一台。寝れない・・・寝れない。後五日、車中泊の旅で唯一の家の中。なれない空間に戸惑いながらも寝るしかなかった。
翌日は雨の中、早朝より散策。旧宿根木小学校校舎を活用した佐渡国小木民俗博物館を見学した。佐渡の暮らしの道具、中でも「船大工道具」と「南佐渡の漁労用具」が国指定文化財になっている。久しぶりに充実した資料館を見た。
こちらの資料館を見て宿根木が普通の漁村でないこと、千石船の役割を知って集落を散策した方がゼッタイ面白い。お薦めする。
新潟 佐渡市宿根木 港町 28.5ha 910430選定
by you-zooo
| 2008-05-05 00:10
| 重要伝統的建造物群保存地区
|
Comments(0)