重伝建88 五條
2010年 12月 31日

妻の同窓会の送りと奈良の紅葉狩りを兼ねてと言い張って五條の街を見てきました。
景観の基準はかなり前からできていたのでしょうか、そんな感じを受けました。
新選定地が自分のところから遠いか近いかが気になる今日この頃です。
昨日、地元で3名の方が亡くなる火災がおきました。ご冥福をお祈りいたします。
皆さんも火はきちんと管理してくださいね。町並みを守るって事、火事を出さないって一番重要ポイントだと思います。
今年も何とか休まず送信できました。来年もよろしくお願いします。
重伝建87 真壁
2010年 10月 05日

100925 久しぶりの伝建地区ふらり歩き。春に答申が出てたことを夏に知って、結局行けたのが先々週。悲願の北関東行きが彼岸の北関東行きになっちゃった(笑)。さてさて在郷町真壁の印象。「登録文化財多っ」軒先にプレートだらけ。
今年4月建造物の登録文化財は全国7852件。茨城県は13位で223件その内なんと真壁の物件が104件。これって作戦勝ちでしょう。全国の1.3%。茨城の46.6%よ、ふつー一地区にこれだけはないよねー。
地区内17.6haもこのプレートを探してたら楽に廻れると思います(どっちみち裏は見れないし)この日も資料を手にしたウォッチングしてる何組かのカップルに逢いました。駐車場も広いしゆっくり訪ねてみてはいかがでしょう。 在郷町 桜川市 17.6ha
さっ 次は何処が選定されるんだろ。 私的には東北は遠い、きつい。
重伝建86 卯之町
2010年 03月 09日

このシリーズ、今のところ全選定地区を紹介したことになる。トリが地元。
元担当者としては担当地だったところを選定地って紹介できるというのは感無量。
旧宇和島街道沿いに発展した在郷町卯之町。私にとっても小さい頃から街といえばこの卯之町だった。
小学校の高学年からこのあたりをウロウロしてた。教会の一部が幼稚園。保育園卒園の自分とは何かが違う。お街のやつらはここを出てるのかと考えたこともあった。懐かしいな~。
小学校と家から見れば逆方向なのでわざに寄り道しないといけないところだったこと。景色はほとんど変わってない。ゆっくり見に来てください。
最新情報は、元庄屋屋敷から発信されているブログ ギャラリー&喫茶池田屋 でどうぞ。
あっ、山田屋まんじゅうって知ってますか。有名デパートのデパ地下で販売されている和菓子。
この通りの一角から生まれたんです。こういう事もあまり自慢していないのも田舎人の好い所なのかも。
さて、次の文化審議会の答申までこのシリーズは進めない(笑)
来週からは「旅の足跡」でも拾ってみましょうか。
旅日記ってタイトルにしてて、ぜんぜん旅ネタっぽくないですものね。
映像はともかく「旅の恥は掻き捨て」って事も、思い出せば笑える思い出、訴えられることなく何とか書けるでしょう。 いや、根拠もなく、何の準備もしてないんですけれどね。
愛媛 卯之町 在郷町 4.6ha
重伝建85 黒木
2010年 03月 02日

061006
私はミハーなんだろうなって思った。黒木瞳さんの元実家があるって見に行った。ドーデもいい話。
川の水量が安定している。青石も気になったんだけれど、それ以上に周辺に石屋があったり茶の店があったり醸造所があったり街が生きてるって、、、、ところで一ヶ月前、星野も黒木も八女になったって。どんだけ文化財のある町になったんだろか。棚田、石橋そして町並み。お茶の銘柄も八女茶で統一かな。
福岡 八女市黒木 在方町 18.4ha
さて次回はこのシリーズ最後86地区目卯之町。次のネタはどうしましょ。
重伝建84 黒島地区
2010年 01月 26日

何も資料を持たずに家を出てしまった。輪島市内に入れば何とかなるだろうと、、、。甘かった。市街地には朝市の案内と輪島塗の看板だけ。急いで地元の市役所の町並み保存担当者に問い合わせた。(該当市の日直者ではいい回答が得られない場合もあるので)。合併しての輪島市。旧門前町ということが解るまでに30分。この程度のことだから私のしてることなんて遊びだね。
さてさて、せっかくの門前町の一角ということなので、その門(寺)を参拝することにし、その後黒島地区を歩いた。北前船の船主集団の町。種別が「その他」って初めて。資料館で地図を手に入れ廻った。能登全域に地震の跡が残っていたが、この地もいたる所に爪跡が。財がある方はあっという間に直されていたようだが、そうでなく更地にされたところも目立つ。「がんばろう能登」のシンボル地区になるかもしれない。
石川 輪島市黒島地区 20.5ha 090630選定
重伝建83 大島村神浦
2010年 01月 19日

私の町並みの師匠 吉野文明さん http://ta-ma.iza.ne.jp/blog/entry/768154/ に随分前に穴場として教えてもらってた的山大島神浦(あづちおおしまこうのうら)。結局、私は平戸市になってからやっと踏査。
やっぱり離島の町並みって思い付きが悪い。船という乗り物に予定をあわすことが大変。結局仕事終わって(妻を連れて←滅多に無い)夜のフェリーに乗って九州上陸後、平戸6時発のフェリーに乗った。仮眠は船の中が主。いくら知っていた道中とはいえ、きつかった。
さて、悲願の島上陸。島の交通手段は路線バスのみ。頻繁に便があるわけでもなく、結局「時速5キロで歩いたら2時間で10キロだろ」なんて言いながら二人で歩き始めた。
途中にシャッター切ってたら時速5キロ歩けるはずも無く。港が見えなくなったあたりで地元の軽トラが突然停車。撮影にクレームかと思いきや反対。事情を言ったら乗せてもらう事になった。いやそのつもりで停車してもらったんだ。
助手席には妻が、オープンな席(苦←定員は無視してください)には私が。
目的地まではいくらかかっても10分程だと思ってた。(もしもの一人旅のために地図は頭の中にしっかり入っていた)しかし分岐点で逆方向に進んでいく。結局、展望台・棚田・他集落をガイド付きで巡った後、現地入り。
ちょっと低いが軽トラで移動しながらの撮影はすごく快適。両足を踏ん張って体を固定し、高速シャッター・ノーファインダーでシャッターを切りまくった。意外と写るものである。
お蔭で諦めていた島の散策が実現した。丁度数週間前に某民放の「田舎に泊まろう」でこの島の風景が偶然紹介されていて欲がわいていた時だったのだ。
実はこの方、市役所の職員。(普通の島民の方だったらガイド付とはならなかったと思う)島出身の元町職員で合併後(平戸市)本庁の管理施設に単身赴任中の永田郁郎さん。週末に帰省されていたときだった。車中の会話は同郷(長崎)の話で盛り上がっていたようだ。私は後ろで撮影三昧。妻と歩いてなかったらこんなこと無かったかも(笑)
観光色まったくなし、農漁村がそのまま残ってる。タクシー無いし病院が無い。たぶん食堂も無い。お昼は長田さんちでいただくことになって、食後は船の時間まで見落としたところを奥様の運転で案内いただいた。永田夫妻にスペシャルサンクスの旅となりました。
あっ、神浦の話ね。
まずはテキストから。近世から近代にかけての離島の歴史的風致を残し、中世末期から近世初期にかけて成立した漁村集落が鯨組の創業と廃業という出来事を経て近世的な港町に変容していった姿を今日に良く伝えている。江戸中期から昭和前期までの特質を示す切妻平入造の町屋の軒が見事に並んでいる。
一見してわかる。地割りはほとんど変わってない。裏の猫の額ほどの畑も気になる。道の拡幅も無いところが多く、道の形に添って建て直してる。緊急車両なんて入るとこまででいいでしょ。
今までは大火も無かったようですけれど、今後は防災計画はきちんと実践版まで練る必要があるかもしれませんね。空き家はあるけれど、空き地は数えるほどしかない。へたに崩れたらもたないと言う造りでもあるけどね。いや~、記憶に残るすばらしい町並みでした。なにより人がいい。声をかけても、すぐ答えていただいた。人も財産ですよね。 永田さんまたお邪魔しますねー。お世話になりました。やっと発表できました。
長崎 平戸市大島村神浦 港町 21.2ha 080609選定
重伝建82 小浜西組
2010年 01月 12日

前回は放生祭で散策できなかった小浜 http://ta-ma.iza.ne.jp/blog/entry/1327628/
今回は資料をプリントして現地へ。前回は選定区域を掠っていた程度だったみたい。
ゆっくり端からまわろうとしたら雨が降り出した。終始通り雨の中の散策だったんだけれど、久しぶり堪能しました。公園の駐車場には県外ナンバーの方が何組もうろちょろと。町並み散策もブームか?
資料館でお話を聞いて情報を確認してみた。さすがに2ヶ月前のことで今回はほぼ当たってたんだけど、町並み散策はある程度知識がないと面白くないと思うんだよね。店が必ずあるわけでもないし、民家だからマナーもあるし、観光ガイドに載ってるかどうか程度の扱いも多いしね、闇雲にまわっても手ごたえ薄いと思う。イコール観光資源じゃないんだよね。
現在選定地区86。あと4ヶ所一ヶ月で紹介します。今回の小浜、祭が先に見れてて良かった。住んでる人のハレの日の出し物を偶然見れたんだもの。家見ただけじゃ解んない。
資料館管理のおじさん傘ありがとうございました。助かりました。
福井 小浜市小浜西組 商家町・茶屋町 19.1ha 080609選定
重伝建81 主計町
2010年 01月 05日

060902
早朝 行動開始。7時30分現着。金沢は東の茶屋のときに下見してるもんね。僅かな範囲だけど残ってるんだよね。「かずえまち」ってきちんと呼んでくださいね。
石川 金沢市主計町 茶屋町 0.6ha 080609選定
重伝建80 出石
2009年 12月 29日

私にとって夕方の町第三弾。女城主で売り出している岩村。そして前回の湯浅。最後がここ出石。
ここ出石の一回目の時は蕎麦屋の営業を示す黄色い回転灯がぐるぐる回ってた。地区外の赤門もストロボたいて帰ったもんね。今回はあいにくの雨。降り過ぎて拭いても間に合わない。フィルターをキャップ代わりにシャッター切っちゃった。なかなかうまくいかないものだ。
兵庫 豊岡市出石町出石 城下町 071204選定
重伝建79 湯浅
2009年 12月 23日

061123
醤油のまち湯浅は私にとって夕方の町。二回とも日没前。二回とも雨。ろくな映像が無い。狭い路を散策はするものの上手く撮れていないなー。D70の最高感度1600じゃこれが限界。D700で再チャレンジか? あっ街の話からそれた。選定区域じゃないけれど、昔の波止も見ましたよ。すごく残っている。久しぶりのコンパクトタウンかな。改修物件がでてきたら見てみたいなー。また今度さ。
和歌山 湯浅町湯浅 醸造町 6.3ha 061219選定